diary of 小野さおりweb site

フィナーレ選抜奨励展

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                                               【マトッテソシテイク】

展覧会名:「フィナーレ選抜奨励展」
作 家 名:小野さおり(おの さおり)
会  期:2013年1月12日(土)-2月17日(日)
会  場: 損保ジャパン東郷青児美術館
〒160-8338 東京都新宿区西新宿1−26−1 損保ジャパン本社ビル42階
TEL 03-5777-8600 FAX
Web http://www.sompo-japan.co.jp/museum/
営業時間:時間:午前10時-午後6時(入館は閉館の30分前)月曜休館(1/14 . 2/11は会館)
トークショー:2013年2月12日(土曜日)午後2時〜
※直接会場にお越し下さい。

展示があります。

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オマモリ

東北の震災後、消化しきれないほどの気持ちの揺れがありました。
皆さんもそうであったようにここでは詳しく申し上げませんが、私なりに感じたことを
この展示で表現しようと思います。

 これまで私は、「絵を描くことは祈りを重ねていくこと。」という想いを軸にして活動を続けてきました。それは私を鎮め、魂を鎮め、自然を鎮めるという意味合いを含んでいるのですが、幼い頃から、漁師だった父、祖父が自然に身を委ねながら、立ち向かいながら、仕事をする姿を見て来た私にとって、それはとても自然な行為であるように思って活動して参りました。
 今回の震災において想像もしなかった惨事に私を含め家族や周りの人間が直面するのを目の当たりにし、自然への敬意と畏怖への私なりのこういった表現は、一層意味深いものになったように思えます。
誰も責める事が出来ない自然に対する畏怖、こんな時私は祈る事しか出来ませんでした。


 「オマモリ」は、柔らかなヴェールに包まれるように、じんわりと心の底の方を暖める、不思議な力を持っているように思います。家族を想う時、恋人を想う時、自然を想う時など、人は人や外部の物体と繋がりを感じると、オマモリを手にしたような温かさや、確かな感触を得ることができるのではないでしょうか。
神様を小さく自分のそばに置いておく事でパワーをもらえることと同じように。

作品を見て、自分以外の大切な誰かを想ってほしいです。


展覧会名:「オマモリ」
作 家 名:小野さおり(おの さおり)
会  期:2012年2月16日(月)-3月18日(日)
会  場: 相模原市民ギャラリー アートスポット
〒252-0231 中央区相模原1-1-3 JR相模原駅ビルNOW4階
TEL 042-776-1262 FAX 042-776-1895
Web http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/bunka/gallery/index.html
営業時間:時間:午前9時-午後8時(土日祝-午後5時)
トークショー:2012年2月5日(日曜日)午後2時-3時
場所:相模原市民ギャラリー会議室(入場無料)
※直接会場にお越し下さい。

展示があります。

小野さおりプレスリリース.pdf

ギフト

”ギフト”それは私が与えられたものであり、返していかなくてはならないもの。祈りを込めて、大切な人たちに、大切な自然に、大切な私自信に。

 カミサマのようなものを追うこと(祈ること)は作品創りに似ていて掴みどころがなく、自分自身の心境の変化によって都合良く解釈され、
変化していきます。でもそれで良いのだと思います。それが、ミエナイということの素晴らしさで、カミサマのあるべきカタチだと思うから。
 私は”ギフト”として与えられた絵を描く能力を”ギフト”として供物を描き、祈りのカタチとして表現することで、心地よい静寂と共に、
守られているような、また、誰かが誰かを想う時に感じる温かさを表現できればと、制作を続けています。
2011年 小野さおり


展覧会名:「ギフト」
作 家 名:小野さおり(おの さおり)
会  期:2011年4月9日(土)-5月14日(土)
会  場: ギャラリーモモ両国
〒130-0014東京都墨田区亀沢1-7-15
TEL 03-3621-6813 FAX 03-3621-6814
E-mail info@gallrey-momo.com Web www.gallery-momo.com
営業時間:11:00 - 19:00 日曜・月曜・祝日休み
オープニングレセプション:2011年4月9日(土) 18:00 - 20:00

展示があります。

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シェル美術大賞展2010

<作品テーマ>
 今年の春頃、 縁あって祈りをライフワークにしている人に出会い、衝撃を受けました。
きな臭い話ではなく、その自然に包まれた生活の中には、人が人としてあり始めた頃から、闇を恐れては祈り、天災が来ては祈り、感謝の気持ちを表現するために祈ってきた、そんな人として、あたりまえのあり方みたいなものが存在しました。
  その後、制作にとりかかるためにアトリエに戻り、下絵となるクロッキーを眺めていると、今までの作品が、無理やりに取り繕って構成されているようで、とても滑稽でばかばかしいものに見えたのです。
 私は漁師町に生まれ、そこで漁師をしている祖父、父の姿をみて育ちました。祖父は、仕事中の不慮の事故が原因で行方不明になり、今だに見つかっていませんが、当時の記憶を辿ると、子供ながらに、どうしようもなく大きな自然の力には、祈ることしか出来なかったように思い出されます。今は、そのような過去の出来事や、生き物の命を頂くといった形で生活してきた、私の育った環境がアイデンティティーに多大な影響を与えていることを実感していて、今まで見えそうで見えなかった、表現することの意味、理由が見つかったような安堵感を覚えています。
 「絵を描くことは孤独にキャンバスに向かうこと」と決めつけていたけれど、周りで見守って下さる方々や、見えない何かにずっと支えられて、制作を続けていくことができたんだなぁと実感することができた今、私の世界は一変しました。この発見は、先に紹介した祈りに対して、私なりに考え、興味を持ち始めたことをきっかけに、幼少期の記憶、現在私が置かれている環境などが、やけにすっきりと繋がったことから気づくことができた、貴重な流れなのだと思っています。このような機会をへて絵画制作自体が、ある種の“祈り”の形として私なりに表現することが出来るように、また、この一つの表現が多くの人の心に届くようにこれからも表現活動を続けていこうと思っています

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11/1~11/3 までスパイラルガーデン1F GALLERY MoMoさんのブースで展示させて頂きました。
お越し頂きありがとうございました。

展示してます。

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11月28日よりがGALLEY MoMoにて展示がはじまりました。
静かな気持ちで視てもらえるような作品に仕上げたつもりなのでよかったら視に来てください。
展示ができること本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。